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kanonの日々ぶろぐ❤︎

日常の出来事や本、映画、カフェ散策、ミニマムな生活について綴ります。

同情と共感・アドラー心理学より

今日久々に「アドラー心理学」を読みました。
色々な方が書いていらっしゃいますが、読みやすさ重視の私は岩井俊憲さん著「人生が大きく変わるアドラー心理学入門」にしました。

アドラー心理学はひとことでいえば、「ポジティブ思考」の心理学であり、他者優先ではなく自分優先に基づいてのものです。
いわゆる「自分軸で生きる」というもの。

人生の主たる問題は「人間関係」であると述べています。
それは、人は一人では生きていけない生き物だからです。一週間誰とも接することなく喋ることをしなければ、精神に少しづつ支障を来たします。
使わない機能は退化するので、脳に障害が出てきます。
「心が壊れる」とよくいいますが、心とはすなわち「脳」です。ここが正常に作動しないと思考能力が低下していき、言語機能も低下していきます。

精神疾患は心の病いではなく「脳の病い」です。
モノの善悪がつかず犯罪を犯す、またはその寸前の人は知性を司る前頭葉に障害が生じていることが多いです。
だから治療も治癒も困難を要するのかも知れません。

アドラー心理学に戻りますが、そこに書かれていたことで興味深かったのが「同情と共感」についてです。
同情は相手を見下した感情であり、感情のコントロールがつかず、時として相手に対して怒りを感じることもあります。
「せっかく、こうしてやったのに、恩知らず!」と親切心を装った押し売り人間ていますよね。
これは同情からくるものなので、相手の反応が自分の思い通りにいかないと自身の感情のコントロールがつかずに八つ当たり行為をしてしまうのです。

反対に共感は共に感ずるので、「あなたの立場なら、それは辛く悲しいこと」と客観的かつ苦しんでいる相手の存在に寄り添う気持ちになれるのです。
なので、自分が親切と思い接した行動が相手に響かなくとも怒りを覚えることもないばかりか、「してやったのに」というストレスも感じないというわけです。

自分軸というと、とんでもない自己中心的な人間を思い浮かべることがありますが、そうではなく、「私の理念はぶれません、尚且つあなたの理念も尊重します」ということになるわけです。

これはお互いが対等な立場であるので、衝突することはありません。
つまりアドラー心理学でいう人間関係の極意とは「自己の揺るぎない確率を持ちながら寛容な人間関係の構築を確率できる」ということになります。

心理学の父とされるユングはネガティヴ思考なので自分自身も相手自身も否定しがちになります。

否定から生まれるものは否定でしかありません。
人生に役立たせるなら、「私もあなたも幸せ」が良いですよね。